岐阜県立大垣工業高等学校

私たちは大垣工業高校の電子科に所属しています。本校は7学科(機械・電子機械・電気・電子・情報・建設・化学)で937人が、学ぶ大規模校で、西濃地区唯一の工業高校です。西濃地区は、岐阜県美濃地方西南部の揖斐川水系を中心とする地域で、徳山ダムや千本松原、養老の滝が有名です。

課題研究は、生徒自らがテーマを設定し、自分で計画したスケジュールに合わせて取り組んでいく専門高校独自の科目です。そこで私たちは先生に勧められたこともありましたが、これまでに学習してきた内容を生かして、自分たちの技術が発揮できる良い機会だと考えて「缶サットの製作」に取り組むことにしました。今回の和歌山大会には3人が参加しますが、実際には総勢14人が研究に取り組み、おもにプログラムを中心とするプログラム班、パラシュートの製作を中心とするパラシュート班、基板を設計するエレキ班に分かれて活動しています。初めて使うmbedや初めて製作するパラシュートなど慣れないことばかりで、難しさを感じながらものつくりの面白さを体験しています。

プログラム班の紹介
缶サットには6種類のセンサと1台のカメラを搭載する予定です。空中で取り込んだデータを、手元に送信し手元のマイコンでデータを解析する予定です。無線通信にはXBeeを使用したいのですが、通信がうまくいくかどうか心配です。
パラシュート班の紹介
パラシュート型とパラグライダー型の2班に分けて製作に取り組み、試行錯誤してきました。パラグライダー型は、形は良いのですが落下速度が速すぎたり揺れて安定性が悪かったので、最終的にパラシュート型でいくつかの試作をしてみました。試作では、素材にゴミ袋を使いました。最初は8角形のものを作ったところ紐が多すぎたせいか、紐が絡まってうまく開くことができませんでした。試行錯誤を繰り返していますが、今のところ1kgのものを下げて20mの高さから落としても安定して落下するようになりました。
エレキ班の紹介
エレキ班は、缶内でのセンサなどの配置や基板作りを分担しています。

初めての景観であり、何度も問題を抱えました。しかしその度に工夫を凝らしながら改善に努めてきました。製作にはメンバーの協力が欠かせなかったはずです。これまでの努力の結果を十分に発揮できるよう気を引き締めて大会に臨んでいきたいです。