高校生の高校生の熱い思い熱い思い
CANSAT KOUSHIEN JAPAN
2021.03.02-03.03

INTRO缶サット甲子園とは

缶サット甲子園とは、高校生が自作した缶サット(空き缶サイズの模擬人工衛星)を打上げ、上空での放出・降下・着地の過程を通じて、技術力・創造力を競う競技会です。従来の競技会のように「定められた技能」を競うのではなく、生徒の皆さんが斬新でオリジナリティーのある缶サットを作り、「coolさ」を競います。

2020年で13回目を迎えるこの大会は、2008年開始以来、のべ参加数322チーム(2019年度大会終了現在)にのぼります。

  • ※その他の実践的宇宙教育サイト

OUTLINE大会概要

2020年度 全国大会

全国の地方大会から選抜された10校によって競います。

開催日
3月8日(月) 事前プレゼン動画公開
3月13日(土) 打ち上げ実験(悪天候等の場合は3/14に順延)
※今年度は事前プレゼン・打ち上げ実験・事前プレゼンいずれも、オンライン配信
※今年の打ち上げ実験は現地見学不可
開催地
事前プレゼン→特設サイトに公開
打ち上げ実験→千葉工業大学 千種校地(千葉県)※YouTubeLIVEで配信
事後プレゼン→YouTubeLIVEで配信
主催
「理数が楽しくなる教育」実行委員会
協賛
千葉工業大学

GUEST審査員紹介

審査委員長

山崎 直子さんプロフィール画像
山崎 直子Yamazaki Naoko
山崎 直子Yamazaki Naoko

2010年スペースシャトル・ディスカバリー号に搭乗し、国際宇宙ステーション組立補給ミッションSTS-131に従事した。2011年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)退職後、内閣府宇宙政策委員会委員、一般社団法人スペースポートジャパン代表理事、日本ロケット協会理事・「宙女」委員長、宙ツーリズム推進協議会理事、などを務める。

MESSAGE

高校生の皆さん、物づくりや宇宙に熱く挑戦しませんか。そして、甲子園で全国大会を目指しませんか。
2008年に始まった缶サット甲子園は、空き缶サイズの模擬人工衛星のミッションを考え、自作し、打上げ実験を行い、その結果をまとめるという一連の作業の中で、技術力や創造力を競う競技会です。缶サットで何を目指すのかというミッションは、与えられるのではなく、生徒自らが設定し、制約条件の中で実現していくことに本競技会の大きな特徴があります。技術、チームワーク、プロジェクトマネジメントなど幅広い経験を積むことで、宇宙内外の様々な分野で大切となる力が育まれるでしょう。
歴代参加生の皆さんが、全国の仲間と切磋琢磨し、社会課題の解決をミッションとして考え、真摯に取り組んでこられた姿が印象的であり、こうした真剣勝負ができる場があることの大切さを実感しております。
運営にあたり、関係機関・スポンサーの皆様、熱心にご指導下さる学校の先生方、ボランティアの皆様にも厚く御礼申し上げます。

MOVIE

山崎 直子さんからの
応援コメント

審査員

田口 優介さんプロフィール画像
田口 優介Taguchi Yusuke
田口 優介Taguchi Yusuke

GITAI Japan株式会社 Director, Business Development。博士(理学)。
兵庫県出身。4歳から10年間アメリカに在住。日立ソリューションズでシステム開発やオセアニア地域での国際営業、Dellで中央省庁の営業、YSI/Nanotechで水質計・流速計の技術営業に従事。有人宇宙システム(JAMSS)では宇宙飛行士・地上管制官の訓練インストラクターを担当し、JAXA出向中は金井宣茂宇宙飛行士をはじめ、JAXA宇宙飛行士の訓練支援を担当。2018年より民間宇宙ベンチャーへと身を転じ、Astroscale、Space BDを経た後、2019年5月より現職。神戸大学大学院にて博士後期課程修了(天文学専攻)。

山口 耕司さんプロフィール画像
山口 耕司Yamaguchi Kohji
山口 耕司Yamaguchi Kohji

(有)オービタルエンジニアリング取締役社長。次世代宇宙システム技術研究組合代表理事。和歌山大学災害科学・レジリエンス共創センター客員教授。宇宙航空研究開発機構(JAXA)新事業促進部客員。
北海道出身。神奈川大学工学部機械工学科卒業後、日産自動車でエンジン開発、富士通にてNASA地球観測衛星やNASDA(旧JAXA)の月探査衛星かぐや等の宇宙用観測機器の開発に従事。1998年有限会社オービタルエンジニアリング(横浜市)を設立し、地球観測・科学衛星の観測装置、小型衛星の開発、航空宇宙用材料の開発に従事。近年では、最先端研究開発支援プログラム(FIRST)「日本発の『ほどよし信頼性工学』を導入した超小型衛星による新しい宇宙開発・利用パラダイムの構築」副研究者兼サブプロジェクトリーダとして第三回宇宙開発利用大賞(内閣総理大臣賞)を受賞。現在は、総務省の「衛星通信における量子暗号技術の研究開発」プロジェクトで研究責任者を務める。

TEAM出場チーム紹介

  • 栃木高校(栃木県)SSHクラブ物理班 缶サットグループ
  • 東葛飾高校(千葉県)理科部 航空班
  • 法政大学第二高校(神奈川県)物理部 カツオドリ
  • 洲本高校(兵庫県)科学技術部 
  • 尼崎工業高校(兵庫県)電気通信研究部
  • 芦屋国際中等教育学校(兵庫県)科学部
  • 岐阜工業高等専門学校(岐阜県)SERA
  • 茨木工科高校(大阪府)SST.R&D(宇宙科学技術研究開発部)
  • 敬愛高校(福岡県)理科研究部
  • 桐蔭高校(和歌山県)科学部缶サット班

MOVIELIVE配信

RESULT大会結果

審査結果

優勝
尼崎工業高校(兵庫県)
準優勝
桐蔭高校(和歌山県)
土岐賞(技術賞)
岐阜工業高等専門学校(岐阜県)
ベストプレゼンテーション賞
栃木高校(栃木県)
ベストプレゼンテーション賞
東葛飾高校(千葉県)
ベストミッション賞
法政大学第二高校(神奈川県)
奨励賞
芦屋国際中等教育学校(兵庫県)
奨励賞
茨木工科高校(大阪府)
奨励賞
敬愛高校(福岡県)

講評

山崎審査委員長
コロナ禍で活動に制約が多かった中、もどかしい点もあったと思いますが、皆さん、その中で最善を尽くされたと思います。打ち上げ時に思うように動作しなかった点を、事後の実験や検証で補っていた点、素晴らしかったです。失敗から学んだことは、貴重な経験になります。この困難な時期に、一連のプロジェクトを遂行したことを誇りに思ってください。お疲れ様でした!

田口審査委員
大半のチームに言えることだが、自身で撮影した事前プレゼン動画を自分達で、また部外者に見てもらって中身を確認して欲しい。改良の余地が色々見付かるのでは?例えば、発表者は基本的に映っている必要は無いと思います。映る必然性が無い限り、プレゼン資料の字が小さくなるなど見えにくくなるだけで、発表者は映らなくて良いと思います。
「データを取得する」ことが目的では無い。手法やセンサーの検証も目的では無い。何かの問題を解決することが目的であり、データの取得やセンサーの性能は、その為の手段でしかない。

山口審査委員
コロナで思ったように製作、実験が行えなかった中、みなさんよく頑張りました。本大会を皆さんと打ち上げられなかったのは非常に残念でした。リモート大会ということで、取扱説明書を送っていただきましたが、取扱説明書は非常に難しく、かつ重要なものです。だれが操作しても確実に動くようにするのは、装置の信頼性や操作性に深くかかわることであり、取扱説明書をつくることでフィードバックされる改良点も多く出てくるはずと思います。ぜひ次回につなげてより良い取扱説明書を目指してください。あと、「目的」と「手段」、これを常に意識し、開発を進めてください。

栃木高校(栃木県)SSHクラブ物理班 缶サットグループ
COMMENT
SSH課外活動クラブ物理班の中の1グループとして、2014年に活動開始。現在部員は14名(1年生10名・2年生4名)。缶サット甲子園は2017年に全国大会出場、2019年には関東大会を第1位で通過し、全国大会に出場するなど好成績を収めている。
東葛飾高校(千葉県)理科部 航空班
COMMENT
休部状態だった理科部に部員1名が入ることで2015年に復活。現在の部員は10名(1年生7名・2年生3名)。2017年より缶サット甲子園関東地方大会に出場。2018年は打ち上げ失敗により機体破損、2019年は打ち上げと缶サット放出には成功するもののパラシュート展開ができず、缶サットが落下しデータ取得ができなかった。今回は過去2年の雪辱を果たしたい。
法政大学第二高校(神奈川県)物理部 カツオドリ
COMMENT
1968年に創部。部員は現在5名(1年生1名・2年生4名)。これまで缶サット甲子園には12回出場しており、優勝4回(2014年、2016年、2017年、2019年)、準優勝2回(2012年、2013年)の戦績を収めている。
洲本高校(兵庫県)科学技術部 
COMMENT
創部は60年以上前。部員は現在13名(すべて2年生)。2018年より本格的にロケットをテーマとした研究に取り組み始め、同年より缶サット甲子園和歌山大会に出場。2020年度4位入賞を果たす。一貫して「エコサット」をテーマにしており、センサーや電池など、エコに徹底してきた。今年も従来の形を踏襲し「エコサット2021」で全国大会に臨む。
尼崎工業高校(兵庫県)電気通信研究部
COMMENT
部員は計3名(1年生1名・2年生2名)。2017年より缶サット甲子園に出場。翌年からは2年連続で全国大会に出場し2018年は土岐賞(技術賞)、2019年は準優勝を果たす。
芦屋国際中等教育学校(兵庫県)科学部
COMMENT
2015年4月に創部。現在の部員は4名。缶サット甲子園は、2017年に関西大会に初出場し、2018年には関西大会4位入賞した。2020年は関西大会で3位に入賞し、初の全国大会出場を果たした。
岐阜工業高等専門学校(岐阜県)SERA
COMMENT
2016年、学生による衛星開発を目指す有志団体として活動を開始。2018年には正式な同好会となる。部員は計12名(1年生3名・2年生7名・3年生2名※)。缶サット甲子園中部東海地方大会に2017年から2020年まで連続で出場。2019年は中部東海地方大会で優勝し全国大会に出場(土岐賞受賞)。2020年も中部東海地方大会で優勝し、全国大会に臨む。
※高専は5年制の学校のため、高校相当チームの人数として表記
茨木工科高校(大阪府)SST.R&D(宇宙科学技術研究開発部)
COMMENT
2011年創部。クラブの目標は「高校生の力で本物の人工衛星を宇宙に打ち上げること」。部員は計7名(1年生1名・2年生4名・3年生2名)。缶サット甲子園過去3年は、2018年和歌山地方大会出場、2019年和歌山地方大会で3位入賞。2020年和歌山地方大会出場。大阪府立大学小型宇宙機システム研究センターと高大連携協定を締結し、共同実験や合同発表なども行っている。
敬愛高校(福岡県)理科研究部
COMMENT
1951年に創部。中・校あわせて部員は57名。今回の缶サット甲子園には1年生を中心とした15名で参加する。過去の缶サット甲子園では、2017年全国大会でベストプレゼンテーション賞、2019年全国大会でサイエンス賞を受賞している。「中高生で人工衛星を打ち上げる」という目標を掲げている。
桐蔭高校(和歌山県)科学部缶サット班
COMMENT
2008年にチーム創設。「缶サット班」の呼称は2011年から。メンバーは計14名(1年生6名・2年生8名)。近年の缶サット甲子園成績は、2018年優勝、2020年和歌山地方大会準優勝を収めている。